何も言えなくて…夏 めがね会緊急レポート
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めがね会とは!? はむらび王(JAZZE7管理人)、ジョージ朝倉(少女まんが家)、ジェニアロイド小林満(基地Guyデザイナー)、ラヴ武(フィーヤン編集部ジョージ担当)の4名で構成される、めがねとまんがをこよなく愛し、語り合う集団。もちろん集合時には全員めがねを装着しなければならない。

2004年8月某日、六本木の“性(SAGA)”にてめがね会・夏の陣を開催するとの知らせを受け、待ち合わせの時間ぴったりに到着した会長のこのはむらび。花魁ねえさんに案内されて店内に入ると、すでに他のめがねメンバーが揃って私を待ちわびていた。「やぁ! はむ姉さん!」

4人が揃ったところで、めがね会は始まった。まずは飲み物を頼んでみたり。
しかし心なしか、私以外の3人のテンションが低い…。どうした、めがね達!? いつものエキゾースト・ヒートはどこへ!? きっとお盆進行で相当ダメージを食ったんだろうなぁ…と思っていたら、突然ジョージがこう言った。

ジョージ : 「そう言えばさ~私とはむらびが知り合ってから、10年経つんだよね」
はむらび: 「あっ! そう言えばそうだね! うわもう10年か!」

10年前…私はむらびは某CD屋で働いていた。そこに、掃除のアルバイトでデビュー直後のジョージが入ってきたのが出会いだった…というのはサイトにも書いてるので皆さんもご存知かと思いますが、初対面は彼女の面接のとき。私がパソコンにむかって仕事をしてる真後ろで面接をやってて、「へぇ~あなたまんが家さんなんですか~」「ええ、デビューしたばっかですが」みたいな会話を店長とやりとりしてるのを聞き、「なにーまんが家!?」と何度も後ろを振り返って熱いオタク視線を飛ばしていたこのはむらび。その時ジョージは、私を見て「グラムロックな人がいる…」と思ってたらしい。すまん。実はただのオタクで。
※当時の私は短髪・hide並みの赤毛というすさまじい髪形をしていた。「認めたくないものだな、若さゆえのあやまちというものは…」

ジョージ : 「しらばくして、CD屋のみんなと親睦会みたいな感じでカラオケ行ったのを覚えてる?」
はむらび: 「あーあー、そんなことあったね」
ジョージ : 「その時、はむらびは何故かマドンナの歌を熱唱していた…!」
はむらび: 「ブハハハ! そうそう、“Crazy for you”とか歌ってた! ってゆーかアンタはたしかブランキーを絶唱してたよね!」
ジョージ : 「(シカト) で、そのマドンナなんだけど、名前を変えるとかって話知ってる?」
はむらび: 「え、そうなの? 最近うといんで知らん。プリンスみたいなマークにでもなったの?」
ジョージ: 「なんかユダヤ系の“エスター”とかゆーのに改名するらしく、つまり“マドンナ”という名は空きが出たということなのよ!?」
はむらび: 「(空き…?) はぁ、そうなの?」
ジョージ: 「てゆーか、はむらび。ちょっと立って」

なんだか意味不明なことを言いながら、私を立たせるジョージ。わけがわからないまま素直に立ちつつ、ふとデザイナー小林氏の方を見ると、なんと!!
小林氏はいつの間にかはおっていた上着を脱ぎ捨て、胸に大きな黒ぶちめがねマークが入っためがねTシャツ姿になっていたのだ!

えっ! 小林さん、そのめがねTシャツ何!? かっこいい! 作ったの!? てゆーかくれ! と、すばやくツッコミを入れようと思った瞬間、はたとジョージとラヴ武さんの方も見てみると、やはりいつの間にかはおっていた服を脱ぎ捨て、同じめがねTシャツ姿に…! しかも皆いやらしいマスクを装着している! (通常めがねも重ねがけ) 何これ、夢…!?

めがねTシャツの3人 : 「というわけで“マドンナ”が空位になったので、めがね会からはむ姉さんに“まどんな王”の称号を与えることにしました」
!?
小林さんが!?
ラヴ武さんが!?

ハァ!? 何言ってるのこの人たち。
ってゆーかそのめがねTシャツは何!? としつこくもう一度ツッコもうとした瞬間、ジョージとラヴ武さんに取り囲まれたこのはむらび、目にもとまらぬ早業で深紅のマント、王冠、コメットさんのような杖、“まどんな王”と書かれたタスキ、そして深紅の羽に覆われたマスクを装着させられたのだった!!

こ…これは…夢…?
恐怖のあまり顎関節症のアゴがカタカタ鳴った…(神田川)

「おめでとう! まどんな王!! 生誕おめでとう! 即位おめでとう!!」と口々に叫ぶめがねTシャツの3人。 なんなの? なんだというのよ!? 気でも狂ったか!? でも一番狂ってるのは私のカッコ…!?

あまりのことに私の思考回路はショート寸前。
ついには「なんでみんなおなじめがねてぃーしゃつきてるんだろー」という疑問だけが脳内でループ…。

しかし狂気はこれだけでは終らなかった。

「まどんな王、おめでとうございまぁーす!」と叫びながら、さらにその場にSAGAの花魁ねえさん達も登場。もう、くんずほぐれつ状態。か、勘弁してくれ…と半泣きになり始めたら、花魁ねえさん達が何やら巨大な物体をかついできて、それをおもむろに目の前のテーブルに置いたのである。
なにィーー!!? こ、これは…!!

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