第29回講談社漫画賞少女部門受賞記念 めがね会緊急レポート
[1]  [2]  [3]  [4]  [5]  [6]  [7]  [8]  [HOME] レポート:はむらび王 / 撮影:ラヴ武

BGMに『プリティ・ウーマン』が盛大に流れる中、主賓ジョージ朝倉入場!
わ~~パチパチパチ。 (その時、めがね陣は全員リチャード・ギア顔に!?)
「おめでとう、おめでとう! ジョージおめでとう!!」
全員でクラッカーをかまえて主賓を迎撃。ラヴ武にいたっては身の丈50cmある黄金のバズーカ砲クラッカーをぶちかました。キャボーン! 攻撃的なお出迎えに感動するジョージ朝倉。めがねからのリクエストどおり、授賞式にも着ていた胸元にトンボが張り付いたドレス姿だ。
「ありがとう、みんなありがとう!」その姿はまるで王女アルディスのように輝いていた。

主賓を狙う狙撃班!
主賓を背後から狙う卑怯者・ブラックめがね小林!

森田先生、荒木先生、荒木先生の奥様の、まんがセレ部お三方よりお祝いの言葉が述べられ、さっそく乾杯。荒木先生ご持参のドンペリが振舞われた!(ヒィィイイ)
ひとまず乾杯後は“しばしご歓談”となるわけだが、「自分の祝いの席でついでといってはなんですが…」と、唐突にジョージが謎の物体を荒木先生に差し出した。
「これは皆からのプレゼントです! 荒木先生おめでとう! お誕生日おめでとうございます!」
そう、御存じの方も多いと思うが、去る6/7は荒木先生のお誕生日。差し出された品物は素敵セレブ帽と素敵セレブ靴であったッ!
“ジョージ朝倉を祝うめがね会”は一瞬のうちに“荒木飛呂彦先生お誕生日会”へとシフトした。奥様にも麦わらのセレブ帽がプレゼントされる。わ~~~~パチパチパチ。つーかもうしょっぱなからわけわからんなこりゃアハハハと、初めて飲むドンペリの味とこの状況に、ついて行くのがやっとだったこのはむらび…ひとまず荒木先生も奥様も実にうれしそうであった。よきかなよきかな…。

※ちなみに荒木先生はおん年45歳…が、30代前半でも通用するほど若々しい。なぜだ!?(ゴゴゴゴ) 著者近影などでそのお姿を見た人全員が思うことではなかろうか。「先生…石仮面かぶってる?」 デモソンナコトキケナイィィィ
波紋探知機だッ!
ちなみに料理を盛った皿は100均で購入(…)

ドンペリの他にも大変美味なワインがふるまわれた。ほんとに美味だったので、ついガブガブと呑みまくってしまった無遠慮なこのはむらび。しかし極度の緊張からか、呑めば呑むほど覚醒していくではないか…。そんな酒豪と化したはむらびのグラスに、何度もワインを酌んでくれたお方は、真向かいに座られていた荒木先生だった。(ありえないッ! 何これ夢!?)
「ワインの波紋を感じるッ! これは波紋探知機ッ!? “北風がバイキングをつくった”ですねッ!」と、思わずジョジョネタで返そうとしたが、心の中で呟いて終わる(…)。恐れ多すぎてお礼を言うのがやっとだったこのはむらび…しかし脳内では、思うさま波紋カッターを繰り出していたのだった。パパウパウ!

なごやかにお誕生日会ムードが続くも、そろそろ軌道修正を図るため、めがね陣は場を仕切り始めた。
「それではぼちぼち皆で用意した、ジョージへのプレゼントをお披露目しましょうか」
わぁ~なんだろね、なんだろね? と急にそわそわし始めるめがね陣。こいつら一体何をやらかしてくれるのかとジョージもワクワク顔だ。怒涛のネタアイテムを出す順番も決めている。段取りはバッチリだ。いよいよ始まるぜ!?
だがその段取りは次のひと言で一気に崩壊する。

荒木先生 「あの“タオル”はまだ出さないの?」
ジョージ 「えっ、タオル?????」

ズギャーーーーーーーン! 荒木先生! いきなりネタばらしてどないすんねん!
「そ…それは最後に粗品として、お土産として渡す予定だったアイテム…」
と、仕掛け人のめがね陣は凍りつき、総ジョジョ立ち。事前の段取り打ち合わせが裏目に出てしまうとは…。荒木先生のおちゃめな天然ボケに翻弄されつつ、めがね陣は全然なってないアドリブで対処し始めた。

めがね陣 「こっここここれ、最後に渡そうと思ったんだけど、ジョージも今後色々なところに挨拶するシーンも増えるだろうと、めがね会で名刺代わりになるものをこしらえてみたよ!」
×100ッ!!!!!!! !?

バァアアーーン! 突如、流しの下に隠されていた巨大な箱が出現!
その中に入っていたのは!

“「恋文日和」第29回講談社漫画賞 少女部門受賞記念”と、赤字でいやらしくプリントされた粗品タオル×100枚であった!!

無駄に数は多いが、なんと実用性の高い庶民アイテムッ! 汗をぬぐってもよし台布巾にしてもよし風呂で金隠しとして使ってもよし! いつまでたっても庶民的なマンガ家ジョージも大喜び。実はこのタオル、さりげなく小林事務所内の台所の流しやトイレにもセッティングされていたのだった…。演出ですわ、受賞作家という暗示への…演出……ウフフ (しかし暗示にかかっていたのはゴージャス☆荒木先生だった!?)

ネタアイテムの予定外のフライングに一瞬動揺したものの、進行はここから一気に加速していく。

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