第29回講談社漫画賞少女部門受賞記念 めがね会緊急レポート
[1]  [2]  [3]  [4]  [5]  [6]  [7]  [8]  [HOME] レポート:はむらび王 / 撮影:ラヴ武

こうして怒濤のネタアイテム披露は終わった…。めがね達よ…よくがんばった…オイラもう、涙で前が見えないよ…。(そして恐くてまんがセレ部の顔も見れないよ…)

しかしまだまだ余波は続く。
会の途中から井藤兄キの奥様も参戦し、満を持して恒例のまんがケーキが登場(パティシエールみのりさん作品再び)。ケーキ図案に関しても相当紆余曲折したものの、最終的にはこの恋文仕様のケーキに落ち着いた。うんうん、やっぱり『恋文日和』だよね☆ (壮絶に今さら感が漂うのはなぜだろう…)

が、相変わらず見事なみのりさんケーキに、躊躇もせずひと思いにナイフを入れてしまったジョージに、また涙がこぼれたのだった…。

!?
映画『恋文日和』のイラストが!?
ボギャア
5秒後

切り分けた美味しいケーキを皆でほおばっていると、ここでようやく井藤兄キ撮影・編集の、先日の授賞式の映像が登場。しどろもどろになって壇上でスピーチをかますジョージの姿をまんがセレ部にも観て頂こうと、井藤兄キが夜なべして編集ッ! …が、なんと当日になって、うまくDVDに焼けないというアクシデントが発生。急遽購入した新しい機材を事務所にかつぎこんだ井藤兄キの気合いの入れっぷりはどうだ…? 会が進行されている間中も、ひたすら裏でDVDへの焼き込み作業が行われていたのだった。
そしてようやくお目見えとなったその映像は、実に素晴らしいものだった。それはクィーンッ!! ひたすらクィーンの楽曲にのせて、スローモーションを無駄に駆使したその映像は、壇上のジョージ朝倉を5万倍も光り輝かせる演出となっていたのだ! 絶妙なタイミングで挿入される『ウィー・アー・ザ・チャンピオン』……井藤兄キのアホなまでのこだわりも一緒になって光っていた…!
「つーかさー、時間ないんだし編集モノはあきらめて、デジカム直差しで元の映像流せばいいじゃん」
…この映像を見るまでめがね陣は皆、必死な井藤兄キに向かってこんな鬼のような言葉を口にしていたのだった…。

そして…。それは前触れもなく…唐突に…。
このはむらびへのがんばった(?)ご褒美とも言える、夢の時間が訪れたのであった…。

ジェニア小林「先生方、はむらびから是非にとお願いしたいことがあるそうです」
そうまんがセレ部に耳打ちするジェニア小林。一瞬にしてこのはむらびは凍りついた! まさか!!!
そのまさかであった。突如『荒木先生&森田先生の緊急スペシャル生サイン会』が勃発したのであった!

井藤兄キ「くくく…さすがに緊張を隠せないようだな、はむ姐…」
隣で不敵に笑う井藤兄キの指摘通り、このはむらびの緊張はMAXまで達し、もはや幻覚さえ見えていた…。
唇をひんむいた学ラン姿の森田先生が怒りの余りろれつが回らなくなりながらもこのはむらびめがけて猛烈なパンチを繰り広げ荒木先生にいたってはバリッと割れた黒目からものすごい勢いで変な液体を飛ばしてきたりしてうわぁああーーーッ 荒木先生と森田先生の作品が読めるのはジャンプだけーーーーッ!?
(まんが脳でできたこのはむらびには、あまりにも刺激が強すぎたようだ…)

そんな幻覚と闘いながらも、ジェニアロイド小林が用意してくれた紙とペンを、お二方に差し出したこのはむらび。そして、勇気を出してこうお願いした!
「宛名書きは“○○ちゃん(31)へ”でお願いいたしとうございますでありm(噛)
やっぱりそれか!! 本物のアホウか私!? いやまじで…アホ…(無限ループ)

しかし、先生方はそんなはむらびのお願いを受け入れてくれたのであった。まずは森田先生が華麗なる手さばきで目の前で『ROOKIES』の川藤せんせいを! 車田正美先生と同じように眉毛からキャラを描き始めたのを、チェックマンはむらびは見逃さなかった。

※余談だが、例のカラバカ作曲をしてくださった舩江修氏が「OYSTARS」として活動していた頃、映画『ろくでなしBLUES2』の主題歌を担当していたことをのちに知る。人間誰とどこでどう繋がってるのかわからないから恐ろしい…(参考URL

続いて荒木先生が『SBR』のジャイロ・ツェペリを描きはじめた。帽子の描線の美しさに魅せられて、このはむらびは思わずこう──口走ったのだった…。

森田先生
花柄のシャツもイカス!
荒木先生
帽子の描線が…

「ジャ、ジャイロ・ツェペリのあの股間の指差しマークには、どんな意味があるんでしょうか!?」

ガチョーーーン! アホか私!! なんと無粋な…つーか愚問だろうこれは! もちろん言ったそばから、冷凍マグロと化したこのはむらび…もっと他にトンチをきかせた質問はなかったのかと…(遠い目)
しかし、こんなアホな質問にも関わらず、荒木先生はきっぱりとこう答えられた。
「あれはデザインです」

ガチョーーーーーン!! デッ、デッ、デザイン…!
あの股間の(正確にはバックルの)指差しマークは、そう“Design”! それ以外にこのはむらびの期待するような特別な意味などまるでないーーーッ!! あまりにもごもっともなその返答っぷりに、このはむらびの目からウロコが5万枚ほどこぼれ落ちたのであった…。

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