続いて本来のトップバッターであるべきアイテムがようやく登場! それは、事前に「何が欲しい?」とあえてジョージ本人に選ばせた金フレームのめがねだッ!
ドイツ製のたいへん軽い素材でできた素敵めがねである。めがね会的にも、ネタは抜きにひとりの女性へ贈るアイテムとして、これはナイスセレクトであった…。
「わぁ~素敵、似合うわ~、ウフフアハハ」と、しばしみんなで素敵めがねを回しがけ。やさしそうなオーラを漂わせる実はおちゃめなフラワーガイ・森田先生は特に似合っていた。
が、そんな森田先生の言った次のひと言に、場は再び凍りついた。
森田先生 | 「これもいいけどさー…、やっぱり“まんが家”にはもっとふさわしい“めがね”があるんじゃない?」 |
めがね一同 | 「!? もっ…森田先生…!?」 |
ざわ…
急にざわめき始めるめがね陣とまんがセレ部。ジョージはわけがわからずポカーン。そんなジョージを諭すかのように、めがね陣はそっと語り出した。
めがね一同 | 「ジョージよ…確かに森田先生のおっしゃる通りだ! その金フレームももちろん似合ってはいるが、それで満足してはいけない。まんが家として、講談社漫画賞受賞作家として、ホントにふさわしいめがねとは、これではないのか!?」 |
と、めがね陣は総立ちになるや否や、会場の片隅に不自然極まりなく設置された物体へ歩み寄り、かぶせられた布を光の速さで引き剥がした! バァァアーーーーン!
まばゆい光を放ちながら現れたのは、黄金のまんが家めがね、黄金のベレー帽、そして黄金のGペンセットであった!
![]() これは! |
![]() 黄金に輝くまんが家めがねッ! 蝶ネクタイも黄金だ! |
![]() またもやいやらしく“受賞作家”と刺繍された黄金のベレー帽ッ!(手作り) |
![]() そして業者に特別注文した、重量感漂う黄金のGペンッ!(替えペン付き) |
3種の神器を飾り付けられた無気味なボディは、まるでまんがの神様・手塚治虫先生のようではないか…。 そして「鼻めがね…臭い…」と無心につぶやきながら、3種の神器を装着した。 |
![]() |
「おめでとう! 少女まんが王、おめでとう!!」
場内は歓喜の渦に包まれた。ついにめがね会は恒例の地獄の罰ゲーム大会へ突入した。
長かった…。ここまで来るのに長かったよ!(前振りが)
実は先ほどの森田先生の台詞こそ、罰ゲーム大会突入への合図であった。アホな仕込みにご協力頂いた森田先生に感謝…!(しかも手塚ボディ公開の瞬間、さりげなくアトムの歌を歌われていたことを追記しておく)
「すごいよすごいよ! まるでまんが家にしか見えないよ!」と、感動と笑いの涙を流すめがね陣。
「でもこんな姿してるの手塚先生と藤子不二雄先生くらいでしょ」という荒木先生と森田先生のツッコミはもはや聞き流していた。(ちなみにお二人とも手塚賞デビュー作家じゃのう)
少女まんが王が誕生したところで、再び“しばしご歓談”となるわけだが…。
実はまだ、奥の手が隠されていることをジョージは知らない。
めがね陣の本気はこんなもんでは済まないのであった!
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