「あの見返しの歌詞にメロディーつけてみんなで輪唱するとかどーよ?」 |
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だが!! ひとりだけ大人げのないウルトラ級のバカがいた!
「こんなオモロイ企画、形にしないでどーするよ!?!?」
そう絶叫したのは、ラヴ武さんに“実行力のありすぎるバカ”と称されたこのはむらびであった。
「ついに昨年夏のめがね会の雪辱を果たす時がやってきたのだ!」と、勝手に暴走を始めてしまう。
まさにそこからは孤軍奮闘の戦いであった───。様々なツテを使い、様々な人を巻き込み、あの歌詞に曲をつけてくれる“神”を探し続けたこのはむらび…。ミュージシャン選抜の段階で何度も暗礁に乗り上げ、思うように事は進まなかった。もうこうなったら、その辺で路上ライブをしている兄ちゃんをスカウトするか!?(むしろ私が歌うか!?)とさえ思っていた時───ついに“神”は現れた。
それが今回のCD制作プロジェクトにご協力して頂いた、SAMZのメンバーだった!
まさか、このはむらびの妄想とも言えるバカ企画に、自ら名乗りを挙げてくるプロのミュージシャンがいるとは…! これにはさすがにこのはむらびも顔面蒼白。「わーーごめんなさいごめんなさいホントごめんなさい!」と、恐縮のあまり、SAMZのディレクターさんから頂いた電話を思わずブチ切りかける。
しかし“広島出身”というプロフィールがすでにおいしすぎる! 逃がしとぉないのう、逃がしとぉないのう、ギギギ…
玉砕覚悟でしどろもどろに今回の企画の趣旨を説明したところ、SAMZの皆さんは楽曲制作を快諾。「なんでもいいからこのアホな歌詞にメロディーをつけて欲しい」という、いい加減で無茶苦茶な発注内容&納期&予算にも関わらず、SAMZ団長の舩江修氏が直々に作曲とヴォーカルを担当。凄まじくハイクオリティな楽曲を提供してくれたのであった!!(しかもカラオケバージョンと楽譜までついていた…)
曲が完成したのは、実にめがね会の2日前のことだった。出来たての曲を聴かせた時には、ラヴ武、小林氏、井藤氏の仕掛けめがね全員、震え上がった。「め、名曲やん…!!!」
OPテーマの「カラオケバカ一代」は一発でサビを覚えてしまうほどキャッチーな正統派ロック…。そしてEDテーマの「one night~今ひと夜~」は一転してメロウなバラード…。あのアホな歌詞をなんの違和感もなくメロディーにのせ、心地よい楽曲に仕上げてしまった舩江修氏率いるSAMZの皆さん、ほんとにすごいよありがとう!!
はむらび「どうだい、ジョージ…。せっかくだからこのCD、本気でリリースしてみないかい?」
ジョージ 「OK! OK! もちろんだよ、兄弟(ブロウ)よ!」
大都芸能の速水真澄さながらの敏腕プロデューサーの仮面をかぶり、作詞の著作権者ジョージ朝倉にリリースの話を持ちかけたお調子者のこのはむらび。ジョージも驚きと喜びのあまり、ふたつ返事でOKを!?
ジョージ 「でもこの歌詞じゃ、ハッキリ言って無理じゃん…?(固有名詞出し過ぎ…)」
はむらび「…………」
少女まんが王・ジョージ朝倉も、やはり冷静な大人であった…。
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実はSAMZのサイトにてカラバカCDが(ちょっとだけ)視聴できるッ! お手元の新装版「カラオケバカ一代」の歌詞を準備してSAMZのサイトへGO! |
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