ご歓談の最中、背後のテレビではずっと映画『恋文日和』のDVDが流されていた。この作品で受賞したとあれば当然の演出だ…。そう、まさに世界は『恋文日和』色に染まっていた。そんな世界の中心で、唐突にこのはむらびはジョージへと語り出した。
はむらび | 「『恋文日和』はたしかに素晴らしい作品だと思う…。でもね…私にとって色々な意味で想い出深いのは、あの伝説のバツイチ作品『カラオケバカ一代』だったりするんよ…」 |
ジョージ | 「(ハァ? といった表情で) いや、私ももちろんカラバカは好きだけど…」 |
小林さん | 「そう…よく考えれば、めがね会メンバーが集うきっかけとなったのも、あの新装版の『カラオケバカ一代』だった…」 |
あの伝説の本を不死鳥のごとく復刻させたラヴ武所属の編集部の存在…。ジェニア小林氏による炎の装丁…。そしてWeb上での復刻記念限定100冊サイン本企画など…。めがね達は『カラオケバカ一代』について口々に語り出した。数々の想い出が、走馬灯のように巡る…。
はむらび | 「そがぁなわけで、わしらめがねにとっちゃぁぶち想い出深い作品、『カラオケバカ一代』にまつわるリーサルウェポンをご用意させてもろぉた!」 |
ジョージ | 「な、なんじゃーー!?(まだあるの!?)」 |
はむらび | 「井藤くん、例のものを…」 |
井藤兄キ | 「Oi(ウィ)…」 |
そう言いながら井藤兄キはスタスタとテレビ脇に置いてあるCDラジカセへと近付いて行き、おもむろに再生のスイッチを押した。
ジャジャンカジャジャンカ♪
スピーカーから解き放たれたのは、狂おしいまでにロケンローなギターサウンドであった。
ジョージ | 「?? 何? 何これ?」 |
はむらび | 「あ、気にしないで。気分を盛り上げるためのBGMだから。ウフフアハハ」 |
またもや白々しくすっとぼけるはむらび。何かを察知したのか、動揺し始めるジョージ。それをあざ笑うかのごどく、さらに曲は盛り上がり、ピカドン級の破壊力を秘めたヴォーカルが炸裂した。
『ショッキング
オンチボーォホホーイ♪』 その瞬間、ジェニアロイド事務所に激震が走った─── ※一部イメージ映像にてお送りしてます
→ |
![]() |
ジョージ | 「こっこの歌詞は…!? なんだこれ!! 私、この歌詞知ってる!!!」 |
はむらび | 「知ってるも何も…くくく…」 |
バァアアーーン!どこからともなく取り出したそれは!
超限定盤のスペシャル手作りCD『カラオケバカ一代』であった!!
![]() 10枚しかプレスされていない、
超限定CDッ! (クリックで拡大図) |
![]() ジャケット、帯だけに留まらず、 ブックレットとCD盤面も作りこまれている! |
![]() だがあくまでも非売品! 帯にはNOT FOR SALEの文字が! |
新装版カラバカの見返しにジョージ自らがうっかり作詞した「カラオケバカ一代」と「one night~今ひと夜~」に、メロディーをつけてしまった究極のバカ、めがね会ッ!(うかつなことをすると痛い目に!?)
この歌詞のために、わざわざプロのミュージシャンに作曲と歌入れを依頼。 想像を遥かに超えたクオリティの高い仕上がりとなったこの楽曲は、ジェニア小林入魂(徹夜作業)のデザインワークが施されたジャケットに包まれて、ジョージ朝倉本人へと今、手渡されたのであった…!
ジョージ | 「すげー! なんだこれ! 一番びっくりした!!」 |
荒木夫人 | 「すごいわねー、最近じゃなんでもできるのね!」(←お誉めの言葉を!?) |
ジョージもセレ部もびっくりだが、正直、仕掛け人のこのはむらび自身が一番びっくりしていた…。
このCD制作プロジェクトに関してだけでも、さらに500枚ほどレポートが書けそうな感じだが、相当はしょって事の経緯をご説明しよう。
← 前のページへ | 鼓膜を破りながら次のページへ → |